・VTuberオーディションに向けて対策すべきポイントが分かる
※専門外ということで、またたびちゃんはこの記事作りに参加していません。
ひつじ先生
2人の個人VTuberのマネージャーとして、企画運営などに深く携わる。当ブログのメイン執筆者
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VTuberは大きく分けると企業勢と個人勢の2つに分かれます。
企業勢とは名前の通り企業に属しているVTuberのことです。企業から様々なバックアップを受けることができる代わりに、企業と相談しながら活動することになるため、ある程度活動に制限がかかります。
一方個人勢とは自分1人で活動していくVTuberのことです。企画、配信準備、配信、SNS運営等全て自分で行なっていくため負担が大きくなります。ただし活動内容は自由に決めることができ、収入は全て自分のものになります。
個人と企業の違いについては以下の記事にまとめています!
今回は企業勢として活躍していきたい方に向けて、オーディションに通るためのコツを段階ごとに書いていきますよ。
なお、今回は駆け出しの企業から大手企業まで共通してすると良いことを記しますが、正直なところ中規模以上の企業はある程度個人での実績を作るか、誰にも負けないくらいの配信で使える技や特技を持っている方でなければ相手にしてもらえないことがほとんどです。悪いことは言わないので中規模、大手の企業のVTuberになりたければ、まずしっかり実績を作ることをオススメします。(大手企業を目指すのであれば、最低登録者2万人くらいは目指したいところです。)
オーディション各項目対策
それでは早速本題に入ります。
まずは、多くの企業のオーディションで行われている書類審査、動画審査、面接の3つのポイントや対策について順にお話しします。
・ 書類審査
Googleフォームに記入する形式がほとんどです。
まず前提として大切にして欲しいことは次の3つ!
・友達に向けたような文章を書かない。
・絵文字顔文字などを使わない。
・期限を守る。
どれも社会人として当たり前のことです。礼儀をもって臨みましょう!
配信でおちゃらけているVTuberの人達も、裏では大変礼儀正しい人ばかりです。その辺りを勘違いしてはいけません。
基本項目について
・名前(活動名)
・住んでいる地域
・生年月日
・年齢
・性別
・電話番号
・メールアドレス
・X(旧Twitter)等のアカウント
これらの基本項目は間違えがないように、正直に書けば問題ないです。
重要な項目について
・VTuberとしての目標
・VTuberとして活かせる特技
・長所や短所
・どんな活動をしていきたいか
この辺りの考えて書かなければいけない項目がとても重要です。
多くのVTuberが応募する中で印象に残すことを意識しましょう。
私は誰とでも円滑にコミュニケーションを取ることができるという長所をもっています。大学のサークル活動で、新入生の歓迎イベントの企画を担当しました。このイベントには多くの新入生が参加し、彼らがサークルの一員として馴染むことが目標でした。しかし、初対面の人々が多く、緊張している新入生も多かったため、自然なコミュニケーションが生まれにくい状況でした。私は、この問題を解決するために、アイスブレイク活動を提案しました。具体的には、ペアになってお互いの趣味や興味を話し合う時間を設け、また、全体でのゲームを通じて交流を深める機会を作りました。その結果、新入生たちは緊張を解き、積極的に会話を楽しむようになりました。イベント終了後、多くの新入生から『楽しかった』『サークルに参加するのが楽しみになった』というポジティブなフィードバックをもらいました。また、この活動を通じて、新入生同士の友好関係が生まれ、その後のサークル活動がさらに活発になりました。この経験から、誰とでもコミュニケーションを取ることができる能力は、新しい環境や異なるバックグラウンドを持つ人々と円滑に関係を築く上で非常に重要であることを学びました。企業VTuberとしての活動の中でもこのコミュニケーション能力を活かして貢献できると確信しています。
このように具体的にエピソードも交えて書くことが印象に残すコツです。
一つ一つの項目に力を入れて書くのは時間もかかりますし妥協したくなりますよね。
しかし、あなたが妥協したくなるということは、他の人も同じようなことを考えているはずです。
だからこそ、力を入れて書くことで、周りと差をつけることができます。
・ 動画審査
動画審査でも前提のポイントが3つあります。
・失礼なことを言わない
・音量調整をしっかりする
・環境音やノイズが入らないように配慮する
これらのポイントが守れていない場合、審査以前の問題になってしまいます。
さて、動画審査は何分以内と時間指定されているものが多いと思います。
もし時間指定がないのであれば、長くても5分くらいで作ると良いでしょう。正直長い動画を見る暇は採用側にありません。
また、大きな企業であればあるほど応募数が多いため、動画の初めのほうだけ見て判断されてしまうこともあります。「はじめにインパクトのあるセリフを入れる」、「動画内の見てほしいポイントをダイジェストで最初に入れる」など工夫をしてなるべく長く興味をもって見てもらえるようにしましょう!
・「はじめまして〇〇と申します。英語力なら日本人VTuberの誰にも負けません。」というフレーズをはじめに入れる。
・難易度の高い歌のサビ部分の動画を冒頭で流してから自己紹介に入る。
すでに配信活動をしている人は、ライブ配信の動画URLを求められる場合もあります。
自分の中で、この配信は上手に喋れたというものを選ぶと良いと思います。
・ 面接
面接試験は企業によってオンライン、対面、またはその両方など形態が異なります。
面接苦手なんだよね・・・
そんな人もしっかり対策をしていけば、ある程度は答えることができますよ。
オススメの練習方法は以下の3STEP!
① 聞かれそうな質問への返答をざっくり決める
まず、よくある質問の答えはしっかり考えておきましょう。
・VTuberとしての目標
・VTuberとして活かせる長所
・これまでの活動の中で上手くいった経験とその理由
・目標としているVTuber(理由も話せるように!)
※ 需要がありそうでしたら、面接例題集的なものも今後何かしらの形で公開します。
この際、なるべく具体的に話せるようにしておきましょう。
聞かれたことから発展した質問をされることが多いので、そこまで対策がしてあると最高です。
・VTuberとしての目標→目標を達成するためにどうしますか?
・VTuberとして活かせる長所→逆に短所はありますか?
・これまでの活動の中でうまくいった経験→その経験を今後にどう生かしますか?
面接も基本は会話のキャッチボール!自分の話した内容から聞きたくなりそうなことを色々予想して考えておこう!!
② 個人練習
ある程度話すことを決めたら、一つ一つの質問に対して答える練習をします。
単語帳などで問題をランダムに出して、聞かれたことにすぐ答えられるよう、とことん練習しましょう。
最近だと、アプリでも良いものがありますよ!
③ 面接官をつけて練習
次に第三者(友人や家族)に面接官になってもらって練習をしましょう。
その際、話す内容に加えて話すスピードはどうか、表情は固くない・作りすぎて不自然な感じじゃないかなど、聞いている側が聞きやすく、この人とならやっていけそうかもと思える空気感を出せているかを見てもらうようにしましょう。
忖度なく正直な意見を言ってもらうことが大切です。
恥ずかしいという気持ちもあるかもしれませんが、1番効果的なのは、第三者に協力してもらって練習することです。
・ その他
メンバーと話したり、ゲームをしたりしているところを見る試験がある企業もあります。
これはメンバーと上手にコミュニケーションをとることができるかを見ています。
喋らなすぎはもちろんダメですし、自分ばかり話しているというのも健全なコミュニケーションとは言えません。バランスよく話すことを意識してみてください。
また、メンバーにはあえて「あまりしゃべらずに様子を見るように」など指示がされている場合もあります。そのような雰囲気を感じたら、テレビの司会者のように積極的に話を振り、場を回すことを意識しましょう。
試験後にメンバーにも「一緒にやっていけそうか」等ヒアリングを行うことが多いと思います。相手に対してリスペクトの心を持って接することを心掛け心象が悪くならないように心がけましょう。
この項目に関しては、かなり難しい要求をしていることを承知の上で書いています。
教えて!ひつじ先生!!(Q&A)
まとめ
今回はVTuberオーディションにおける各項目ごとの対策についてお話をしてきました。
面接対策のところで友人や家族に協力してもらうことの大切さについてもお話ししましたが、可能であれば「書類審査」、「動画審査」の段階から第三者に見てもらうことを強くオススメします。
自分では気づかなかった課題や改善点を見つけてもらったり、新たなアイデアをもらえたりするかも!!
「あなたが信頼できる人」、「意見をしっかり言ってくれそうな人」、「VTuberのことを少しは知っている人」この3つの条件をクリアできている人に協力してもらえると最高です。
この記事があなたの参考になっていれば幸いです。